少しでも発熱したら、すぐ解熱剤を服用する奴。味方を後ろから撃つ行為なんだけど

俺の周りでもコロナ罹患者がバンバン出ているが、驚いたのは、「発熱するのは悪いこと」と勘違いしている人が多いことだ。

そもそも、なぜ風邪やインフルエンザ、コロナにかかると発熱するのか？　身体が免疫機能を活性化させ、ウイルスに対抗するために熱を上げているのだ。

こんな知識はちょっと調べればすぐわかる(製薬会社のホームページにも書いてある)のだが、発熱するのは悪いこと→早く下げなきゃ、という誤った解釈をし、すぐに解熱剤を服用する人は少なくないのではないか。

身体がウイルスと戦うために熱を上げているのに、それをむりやり解熱剤で下げるのは、味方を後ろから撃つのに等しい行為である。

もちろん、解熱剤の服用が絶対悪などと言うつもりはない。40℃に迫るような熱だと、さすがに身体がきついので、解熱剤で緩和したほうがよいケースもあるだろう(そのあたりの見極めは、医者に判断を仰げばいい)。しかし俺の周りでは、37℃代の発熱でも、速攻で解熱剤に頼る人が実に多い。

解熱剤で熱は下がったけど、ウイルス退治が不十分。熱は上がったままだけど、ウイルスをしっかり撃退。

どちらがよいかは言うまでもないのだが、コロナへの過剰な恐怖が蔓延した結果、発熱そのものを恐怖だと思う人が増えたのだろう。コロナ脳どもが必要以上に恐怖を煽るから、こんなことになる。不要な解熱剤の服用でウイルス退治が不十分になり、それがコロナ後遺症を発生させている可能性だってあるのに。