「徹底した感染防止策を」って言う奴、お前のやり方は甘い。手を抜くな、もっとしっかりやれ

感染防止の徹底を。ことあるごとに偉い人が国民に向かって呼び掛ける。もはや耳タコである。

だが、感染防止策を本当に「徹底」している人がどれだけいるかというと、極めて怪しい。俺が見たところ、ほとんどの人は「中途半端」な感染予防で終わっている。

そこで、本当の「徹底した感染防止策」というものを、この記事で俺が伝授しよう。コロナが怖くてしょうがないコロナ脳さん達にとって、バイブルになると思う。

朝起きて、会社に行き、家に帰って寝るところまでをシミュレーションする。「徹底」した感染防止策とは、一体どのようなものなのか？

まず、朝起きるところから始めよう。あなたが朝ごはんを食べていると、子どもが起きてきた。

「おはよう」

挨拶をするな！　飛沫が飛ぶだろうが！　その中にコロナウイルスが含まれていたら、感染するかもしれないぞ！　コロナは家庭内感染が多い。その家庭内でノーマスクで喋るなど、言語道断である。感染防止を「徹底」するのであれば、間違っても家の中で喋ってはいけない。

さて、仕事に行こう。家を出る前に、マスクを取り出して着用する。

マスク1枚!?　そんなペラペラの装備でコロナが防げるかっ。対策が甘すぎる、やり直し！　やはり防護服くらいは着ないと「徹底」とは言い難い。社会人なら1着はスーツを持っているのと同様に、コロナ脳なら防護服の1着も所持しているべきだ。

あなたは家を出て駅に向かう。電車通勤だ。

ふざけるな！　密になっている朝の満員電車なんて、感染症対策には最低最悪だろうが！　コロナを「徹底」して避けるのであれば、自家用車での通勤が当たり前ではないのか。コロナが怖くてしょうがないんだろう？　死の病・コロナに罹るのに比べたら、マイカーを新規購入するお金くらい、惜しくも何ともないはずだ。

会社に到着した。飛沫防止のため、同僚への挨拶はなし。おはようございますと言われても、手を挙げて応えるだけ。仕事中の会話もなし。業務上必要な指示等は、筆談や社内メール、グループLINEを使おう。非常に面倒だが、「徹底」してコロナを避けるのであれば仕方ない。

12時、ランチタイムである。同僚から誘われたが、

「マスクを外して一緒にメシを食おうだと？　コロナに感染して死ねって俺に言ってんの？」

このくらい強く言わなければ、明日もランチに誘われるという面倒な事態が起こる。コロナを「徹底」して避けるために、心を鬼にして断ろう(なお、喋るのはダメなので筆談で対応すべきなのは言うまでもない)。ランチは換気の良い屋外にて一人で食べる。これが「徹底」だ。

仕事が終わる。今日も疲れた。家に帰って一杯やろう。

バカヤロウ、酒を飲むな！　最近読んだが、飲酒はコロナの感染リスクを高めるらしいぞ。わずかでも効果がありそうな感染予防策は実行する、それが「徹底」なんだから、酒など論外だ。

こうして、今日も感染防止策を「徹底」した一日が終わった。このくらいやれば、さすがにコロナに罹ることはないだろう。

コロナが怖くて怖くて仕方ないコロナ脳ども、これくらいやってるか？　どうせやってないだろ？　やってないくせに「私は感染予防を徹底してます」とかホザくんじゃねぇよ、このハンパモンが。