「周りにうつす可能性がある。高齢者は重症化リスクも」。こんな薄っぺらいことしか言えない専門家
以前、某専門家が次のようなコメントで、新型コロナへの注意を促していた。
「感染した時にご自身というより、周りの方にうつす可能性もありますし、高齢者にうつすと、重症化するリスクがあります」
周りの方にうつす可能性がある? そりゃそうだろ。可能性が「あるかないか?」と問われれば、当然あると言わざるを得ない。それが感染症というものだからだ。
高齢者にうつすと重症化するリスクがある? 確かにその通り。リスクが「あるかないか?」と聞かれれば、そりゃあるに決まっている。
ただし、それはコロナに限らない。インフルエンザや普通の風邪等でも、重症化→亡くなる高齢者は少なからず存在した。そして、そのインフルエンザや風邪は誰かにうつされたものだ。裏返せば、周りにうつした人も存在する。
つまり、「感染したときに周りの人にうつす、高齢者にうつすと重症化する」とは、2019年までの日本で普通に発生していた現象なのだ。新型コロナ特有ではない、至って普遍的な話である。感染症の大前提と言ってもよい。
その程度の情報を発信するのは、小学生でもできる。専門家なら、もうちょっと厚みのある内容を語ってみろ。アンタの情報発信からは、何も得るものがないんだよ。薄っぺらいなぁ。