風邪症状で病院に行ったら2時間かかった。かえって病状が悪化するんじゃない？

少し前の話だが、俺の甥っ子(6歳)がコロナになった。そのときのことを書いてみる。

39℃の発熱、喉の痛みに鼻水などの風邪症状が出た甥っ子。親が近所のクリニックに連れて行ったが、発熱があるので院内には入れない。車を駐車場に止め、とりあえず待つ。

しばらくすると、車外に出て検査を受ける。綿棒を鼻の中にグリグリするアレである。で、検査結果が出るまで、また車内で待たされる。

残念ながら甥っ子は陽性と判定された。そのため、院内に入って受診することはできなかった。あとは家に帰り、保健所の指示に従って療養するしかない。ようするに「お帰りください」と突き返されたわけだ。

薬局から車のところまで薬剤師がやってきて、いわゆる風邪薬と解熱剤を貰うことはできたとのことである。まともに受診していないのに適切な薬が処方できるのか、個人的には疑問なのだが。

結局、病院に行って得られたものは、コロナ陽性判定と風邪薬・解熱剤だけである。すぐ近所のクリニックに行っただけなのに、家を出てから帰ってくるまで2時間かかったらしい。その間、決して快適とは言えない車の中で過ごし続けた。かえって病状が悪化するのではないか？　最初から家の布団でずっと寝ていた方が、はるかに体調回復に役立ったと思うのだが。

親も大変である。なにしろ、コロナ疑いのある子どもと狭い車内でずっと一緒なのだから、感染する危険が高い。換気を良くした部屋に子どもを寝かせ、自分は少し離れたところから見守っていた方が安全なのは間違いない。

こういう言い方は変かもしれないが、コスパが悪すぎないか？　コロナ騒動開始から約3年が経つのに、未だにこんなやり方がされているようで、愕然としてしまった。

なお甥っ子だが、ひたすら寝続けて翌日には熱が下がったらしい。さすがに喉の痛みや鼻水はすぐには治まらなかったが、しばらくして回復した。某医者いわく「かなりの高率で生じるコロナ後遺症」もなかった。なによりである。