大阪マラソン、参加者はワクチン接種が条件。感染防止には役立たないのに、なんで参加条件なの？

2023年2月26日に行われる大阪マラソン。大会にエントリーした人のもとには、主催者側(事務局？)からメールが送られてくるわけだが、その中に次のような一文があるそうだ。

原則として大会開催2週間前までに3回目以上の接種を終えていただくこととしています。

(※新型コロナワクチンとは書いてないが、前後の文章の流れから間違いなくコロナワクチン)

参加条件として、ワクチン接種が求められるとのことである。いや、厳密には「ワクチン3回接種済が参加要件になります」とまでは書いてないが、こういうことをわざわざ表記してあるのだから、ワクチン接種者じゃないと参加できないと解釈するのが普通だろう。

さて、これはどういう目的で設定した条件だろうか？　普通に考えれば、参加者同士で感染が起きることを防ぐためであろう。しかし、メールの中には次のような一文もある。

ワクチンの接種は、発症と重症化を予防する効果が期待されています。

発症と重症化を予防？？？　参加者同士での感染を防ぐためにワクチン接種を条件にしているのではないの？　まあ確かに、新型コロナワクチンは感染予防には寄与しない。つまり、ワクチン接種によって参加者同士の感染を防ぐという理屈は成り立たないけど、それならなぜワクチン接種を参加条件にするのか？

他の参加者からコロナを貰った場合に、発症や重症化すると大変だから。そういう理由だろうか。

しかし、ワクチン未接種者は、自分がワクチン未接種だったためにコロナ発症や重症化しても仕方ないと考えている(からこそ接種をしていない)。そんな未接種者に対し、「ワクチンは発症と重症化を予防する効果が期待されているから射っとけ」とは余計なお世話でしかない。自己責任でやっているのだから、マラソン主催者側にそんな心配などしてもらわなくて結構である。

そもそも、効果が「確認されている」ではなく「期待されている」という低レベルのワクチンを射たそうとする時点で、迷惑以外の何物でもない。