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岡秀昭氏「旅行の条件にワクチン接種を入れる方がいい」。何言ってんだコイツ

このブログを読んでいる人には無関係というケースが多いかもしれないが、「全国旅行支援」の制度は知っていると思う。

この支援制度は、新型コロナワクチン接種済の証明等を提示することで、宿泊料金の割引やクーポン付与などの特典を受けられるものだ。賛否両論あるが、この支援制度に関して、感染症医の岡秀昭氏が次のようなコメントを出していたことをご存知だろうか?

「旅行の条件にワクチン接種を入れる方がいい」

岡氏は、ワクチン接種すれば旅行支援を受けられるのではなく、ワクチン接種しなければ旅行できない仕組みにした方がいいと言っているのだ。

は? 何言ってんだコイツ。

旅行とは、広範囲にわたって移動し、不特定多数と接触する行為だ。確かに、ウイルスを貰ったり運んだりするリスクは日常生活よりも高いと言える。だからワクチンに感染予防効果、正確に言えば「感染しない・させない効果」があるなら、岡氏の主張にも一理なくはない。

しかし、実際はどうか?

初期ならともかく、いまや「ワクチン接種すれば感染しない・させない」などと思っている人はほとんどいないだろう。実際、国民の8割以上が2回、6割以上が3回接種している状況でも感染が収まらない。ワクチン接種に感染拡大を防ぐ効果がないのは、もはや明白である。仮に効果があったとしても、誤差程度のものだろう。

つまり、ワクチン未接種という状態が、旅行を制限する根拠にはなりえない。

にもかかわらず、「旅行の条件にワクチン接種を入れる方がいい」などとはまったく論理が破綻しているが、その程度のことも理解できないようである。

だいたい、日本において旅行するのは個人の自由だ。ワクチン未接種者の旅行を制限、つまり移動を制限するなど、いったいどのような法的根拠によって行うのだろうか? 岡氏の主張が無茶苦茶であることは、素人の俺でもわかる。岡氏は医師としては優秀なのだろうが、一般常識や論理的思考能力、法的に物を考える能力は欠けているようだ。