島根県知事「忘年会は11月に」。時期をずらしても、さほど意味はないのでは

2022年も11月に突入した。11月といえば、忘年会のシーズンである。

「アンタ何言ってんの？　忘年会は12月だろ」と思った人、島根県知事の丸山達也氏が「忘年会は11月に」と呼び掛けたことをご存知だろうか？　どうやら島根県は、1年が11ヶ月らしい。俺も初めて知った。

という馬鹿な冗談は置いといて。

知事の呼び掛けは、「時期をずらし分散によって密を回避すべし」という意図だろうが、20～30人が一箇所に集まってワイワイやろうものなら、11月でも12月でも感染リスクは変わらないのではないか。11月の前倒し開催なら、コロナさんが見逃してくれるとでもいうのか？

それに、11月に忘年会をやったって忘年の雰囲気など全然ないから、そんなものはただの飲み会だ。結局、12月に親しい社員同士でこっそり集まり、また忘年会をやるケースもあるだろう。それなら最初から12月にドカーンと盛大に一回で済ませた方が、感染リスクも低い気がする。

さらに、11月はまだ紅葉をはじめとした観光シーズンだ。居酒屋も観光客でそれなりに賑わうはず。密の回避にどれだけ効果があるか、個人的には疑問である。

しかしまあ、これでも状況は良くなった方だと思う。今までだったら、「忘年会はなるべく控えましょう」くらい言いそうなものだが、それが「時期をずらしましょう」になったのだから。俺の会社も、今年はいい加減忘年会を開いてほしいなあ。